<Vol.3> 未来に架けるメコン第2国際橋

プロイ・パレス・ホテル,ムクダーハーン
― Ploy Palace Hotel, Mukdahan ―
(タイ東北部メコン沿い ムクダーハーン県ムクダーハーン市)








 東北タイのムクダーハーン市は、タイの地方都市では今、最も活気に溢れた商業都市のひとつであろう。古来、この街ではメコンの水運を利用した国際交易が盛んであり、対岸はラオス第3の都市、サワナケットだ。メコンに沿ったインドシナ・マーケットには近隣各国はもとより、遠く中国やロシアからの商品が所狭しと並んでいる。現在、ムクダーハーンには空港がなく、バンコクからの飛行機が飛ぶ一番近い北のナコーン・パノムまで100キロ、南のウボン・ラチャターニーまでは170キロの距離がある、言わば地勢上の僻地である。


 しかし昨年12月、ムクダーハーンとサワナケットの間に日本の政府開発援助による待望のメコン第2国際橋が完成した。市街北方でメコンを跨ぐこの橋は、東北タイ北部のノンカイとラオスの首都ヴィェンチャンを結ぶ国際橋に次ぎ、両国間を跨ぐ国際橋としては2番目となる夢の大橋である。


 この橋の完成によって、ここからベトナムのダナンまでラオス国内を横断する道路もほぼ完成、タイ国内でも最も貧しい地域とされたイサーン地方は南シナ海の港へと繋がった。この道は、さらにミャンマー、アンダマン海側のモーラミャン港へと続き、インドシナ半島を横断する「東西回廊」として沿線各国の経済発展への大いなる貢献が期待される。


 プロイ・パレス・ホテルはムクダーハーン・グランド・ホテルト並び、この街の中心に位置するシティ・ホテルだ。両ホテルはすぐ近くにあるが、グランド・ホテルがどちらかというと落着いた内装と静かな環境にあるのに対して、プロイ・パレス・ホテルは広いロビーと明るい客室をもつ近代的高層建築である。


 岸辺からはやや離れているが、メコン側の高層階客室からは市街を眼下にメコンや遠く対岸のサワナケット市までも見渡せ、ナイト・マーケットにも近く、どこへ行くにも便利な場所にある。
 宿泊料金は税・サ・朝食込みでTHB 1,000.-(邦貨3,400円)ほどと、タイの地方都市における一級ホテルの料金範囲内である。橋の工事期間中は日本人を始めとした外国人も多かったと聞くが、やはり商用客が多く純粋な観光客の滞在ははまだ少ない。


 このメコンに沿った地域は私たち日本人にはあまり知られていないが、のんびりとした旅に向くタイ国内でも有数の地域である。インフラも良く整備され、付かず離れずメコンを眺めながらの旅は快適で、中長期でタイを巡る中高年層の方々にもぜひお薦めしたい。
 市内には360度の展望を誇る近代的なムクダーハーン・タワー、郊外に足を延ばせば奇岩が林立するムクダーハーン国立公園、北には東南アジア最大級のカトリック教会、ワット・ソンコン・クリスチャン・チャーチを経て、南方上座部仏教最大の聖地タート・パノム、さらに北西へと目を向ければタイ最大の淡水湖が広がるサコーン・ナコーンと見所満載である。特にムクダーハーンからナコーン・パノムにかけての国道212号線は長く工事が続いていたが、今日では見事なハイウェイが続きよりいっそう便利になった。

◆プロイ・パレス・ホテル,ムクダーハーン◆
(Ploy Palace Hotel, Mukdahan)
タイ東北部メコン沿い ムクダーハーン県ムクダーハーン市
TEL: 6642-631-111 FAX: 6642-611-833

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